万傷の踏路、第四決戦場に挑んで

報告書番号:2011-12-16

第四決戦場にて

第三決戦場もようやく突破し、ガーディアンズゲートの先へ進めるようになったと思ったらすぐ先に第四決戦場が待ち構えていた。
小休止というか緩急をつけてほしいところだが、魔物たちの迷宮に文句をつけてもしょうがない。少し集中力不足を感じていたが第四決戦場へと進む。

私の胸の内の何かが音を立てて崩れていったのを感じた。
そして仕舞いには笑いだしてしまった。あの三体を倒すのにどれだけ苦労したと思っているのだろうか。
数を数える気にもならなかった。私は初めて、闘う意志すら見せず一目散に決戦場から逃げ出した。


闇天使の像まで戻ってくると心を落ち着ける(MPを最大にする)ためキャンプを張る。
次第にさっきまでの虚脱感が薄れていき冷静さを取り戻し始める。
・・・・・・。
だめだ、全く勝てる気がしない・・・・・・。
しかしやらねばなるまい。私は後ろ向きな気持ちで再度決戦場へ入る。

さっきはあまりの虚脱感に襲われ、すぐに逃げ出してしまったが心の準備が出来ていた今は若干余裕がある。試したいことはこの甲冑の集団(6、7体はいるだろうか?)に円周戦法が通用するかどうかだ。しかし敵の数が多すぎて一箇所にまとめることが難しい。かならず囲いの外に漏れてしまう敵が出てしまう。円周戦法は難しいだろうか。それならそれで彼等をばらけさせ各個撃破できるような状況に持ち込めるかどうか決戦場中を動き回り障害物などを利用してみるがなかなか上手くいかない。そんな中、決戦場の西部(9時方向)に何か調べられる箇所があることに気付く。これはもしや何かの仕掛けを発動させるものなのでは!? 私の胸に希望がでてくる。ひとまず一度決戦場から出て仕切りなおし、再び入るとすぐに先程の調べられる箇所へと向かった。甲冑の群れがこちらへ追いつく前に急いで調べる。
・・・・・・。
どうやら黄龍の伝承に関する石版のようで、しかも石版の文字の一部は崩れていて完全には読むことが出来なかった。しかし今の私は謎解きをしている場合ではない! この石版では甲冑の魔物を倒す手段にはなり得そうにもないことが分った。やはり己の知恵を使いこの関門を突破しなくてはならないようだ。
とは言っても良い案は浮かばない。先のエンシェントソルジャー戦の疲れもあって今日は撤退することにした。
宿屋に戻ってぐっすり寝て、マイゾークさんのところでフルーツケーキをダブルで頼めば、きっと頭も冴え渡るに違いない。

冬の精霊祭と魔力の変化

イルファーロの街も冬の精霊祭の準備に入ったようで、目が覚めると宿屋の外が騒がしい。心地良い騒がしさだ。
更に冒険者ギルドの通達によると”異変”に変化が起きたようで私達の使う魔法の力の消費が緩やかになってきたとのことだった。また、これに伴い魔物達の力も弱体化したという噂も聞いた。今なら万傷の踏路の第四決戦場を単独突破できるのでは? それにマイゾークさんの手作りケーキを食べて、一つ作戦が思いついたのだ。いつものようにヒールポーションを下水道で集めると黄龍の神殿跡へ向かった。

作戦とその他の失敗

まず、私の新しい作戦は失敗に終わった。他にも何故だかわからないけどヘヴィシールドがやけに重く感じ使うことができなかった。毎朝運動をしているというのに! そしてこういう時に限ってラウンドシールドは倉庫の中だ。仕方がないので盾無しで挑むことにしたのも失敗の原因だったのだろう。

作戦というのは決戦場の広間へと続く細い廊下を利用してここにエンシェントコマンダー率いる甲冑たち(相変わらず数は数える余裕がないため不明)を一列に突入させる。突入してきたところで騎士同士の決闘のようにこちらもまっすぐ突っ込んでいく。しかし私はそこで決着をつけず、すれ違い様に一番後方にいる相手に攻撃を加え、そのまま反対側の壁まで逃げる。そしてもう一度同じように今度は通路に向けて真っ直ぐ進み、同じようにすれ違い様に攻撃するといった作戦だったのだが、まったく上手くいかなかった。今思うと仮に上手くいったとしてもこれは時間がかかりすぎる戦術のように思える。

私はこの戦法では勝てないと判断し、やはりいつものように円周戦法に戻す。どうにかしてこれで戦えないだろうか? 私は上手く甲冑の魔物たちを一箇所に集めようと頑張るがどうしても一体か二体、私の円移動の外に出てしまう。

ようやく、頑張りの甲斐あってかなんとか一箇所にまとめることができた。しかし私は気付いていなかった。一箇所にまとめるということは一度に複数の相手にダメージを与えられると同時に、回避に失敗した場合こちらも一度にあの人数の剣撃を受けてしまうことに。
私は敵の一振りを受けてしまった。ぐっ、動きを止められてしまった! 甲冑の指揮官がそれを見逃すはずがなかった、戦場で隙を見せた相手に与えられるのは何の感傷もない無意識の殺戮だ。これまでのいくつもの戦場でそうしてきたように指揮官は号令を下す。兵はそれを受け、統率された一匹の魔物となってその牙で相手に喰らい突く。嫌な肉を裂く音と共に私の身体に大剣が入り込んでくる。一つだけではなく、二つも! 三つも! 恐ろしいことに許容量を越えたそれに、私の身体は真っ二つになってしまった! ああ、ポークルたちと一緒に冬の精霊祭を楽しんでいれば、こんな目にあわずにすんだのに。

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