貯水区画の第二決戦場、突破

報告書番号:2012-01-07

恐るべき第二決戦場

第二決戦場はブライドやミリオネアの攻撃力が低いことから防具を鍛錬すれば多勢でこられてもなんとかなるのでは? という期待を胸にチコル城のリビングスタチュー、ブッチャー、三つの決戦場クエストを繰り返しお金と鍛錬石を集めた。その間にレベルも14に上がり、プロテクションLv1も習得した。そして最終的にプロテクション有りで防御力142になり、また背徳のメイスも手に入れることができ鍛錬の結果、物理攻撃も42になった。
しかしこれでもあのコインの魔物達と正面きって戦うのは不可能に思えた。ミリオネアと同時にブライドが4体か3体ほどくっついて来ているせいで4秒程度でHPが100くらい減っていく。それにディバインアーマーの効果時間がなくなったら、再び詠唱するなんていうゆとりは大金を出しても手に入れることはできないだろう。
この時点でソロ攻略は絶望的に思えてきた。しかし私はチコル城のクエストを繰り返している中であることに気が付いたのだった。

チコル城の決戦場でカースドコボルドが10体出てくるが、クエストだけ達成するのであれば倒すのは1体だけでも構わない。といってもあの決戦場では両側からカースドコボルドが5体ずつ向かってくるので1体だけというのも難しい。しかし決戦場に入ったらすぐに通路を逆走(つまり出口側に向かう)すると出口近くに付いた辺りでコボルド達に視力が戻り、ちょうど1体だけが私の存在に気付きそれを倒し、そのまま目の前の出口から出てしまえば簡単にクエストを達成できるというものなのだ。
私はこれまで貯水区画のミリオネア決戦場では廊下を少しずつ進み、相手を分断させて引っ張ってくる方法を取っていた。もしかしたら魔物達が硬直している間に奥まで進んでしまえば何か攻略の糸口があるのでは? そしてこれが正に攻略法に繋がることになった。

決戦場に入る前にODを200の状態にしておき、武器もしまう。入ったらすぐにODダッシュ(ディバインアーマーのために50は残しておく)で広間まで向かうと想像以上のコインの魔物達の数に圧倒される。私は手頃な柱の影に隠れる。多分、この影に隠れていればみつからないと思うのだけど・・・・・・。

硬直状態が何秒ほど続くのかは調べていないのでわからないが、とっくに彼らの射程内に入っているのにこちらへ襲ってくる気配がないのでどうやら柱の影に隠れるというのは有効らしかった。
しかしここからが大変だった。まず柱の影から少しずつ少しずつ、様子を伺って少数ずつ引っ張ってこなければならない。部屋はこんなに広いというのに、私の足取りは、まるで落ちたら串刺しになってしまう針の沼にかかった棒切れの上を歩くように慎重だった。
慎重さのおかげかどうやら柱の影から少しずつ顔を出すことによってブライドを1体ずつ誘い出すことに成功した。そこで次の難関が現れた。私はこの狭い柱の影から顔を出さずにブライドを倒さなくてはならないのだ。

柱から体を出さないように、隅から初撃、追撃と二撃与えたら隅まで戻る。この繰り返しでなんとか倒せたが、これがなかなかに難しい。何度も柱から体を出してしまい他のブライドを呼び寄せてしまうのだ。鍛錬した防具と武器、ディバインアーマーLv6のおかげでなんとか2体同時まではMPさえあればなんとかなってはいるけれど。

一応この方法でミリオネアも倒すことは出来るのだがミリオネアは他のコインの魔物に比べて体(?)が大きいようなのだ。見た目にはほとんどその違いがわからないが、この柱の影に隠れて戦うということをやっていると実感できる。ブライドに比べて攻撃範囲が1.5〜2倍はあるようなのだ。そのためミリオネア戦は本当によく柱の影から姿を出すことが多く苦戦必至の相手だった。ミリオネアとブライドを同時に相手する場合はブライドを優先して倒す必要がある。ミリオネアはMPが完全の状態でも倒すまでにMPが尽きてしまうため途中でディバインアーマー状態中にキャンプを張らなければならないからだ。キャンプ中の無防備状態でミリオネアとブライド両方からダメージを受けていては死は免れない。

ようやくミリオネアも安定して倒せるようになったと思ったら新たな問題が浮上してきた。それは制限時間だ。決戦場の制限時間は30分なのだけれどそれまでにここのコインの群れを殲滅することが難しい。どうしてもあと2体くらい残ってしまう。
その原因の一つは慎重になりすぎているせいだろう。攻撃力が低いのもその一因にはなっているだろうけれどこれ以上の鍛錬は難しい。となるとある程度の慎重さを捨てる必要があるようだ。私は色々試してみることにした。ブライドは常に2体以上と戦うようにしたり、キャンプはぎりぎりまで張らないようにしたりと、そこでたどり着いたのが柱と私のサンドイッチ作戦だ。この場合、具になるのはブライドだがそのような位置取りに持っていくのに少々苦労した。

ブライドのようなコインの魔物はその姿のせいか体の大きさがわかり辛く攻撃範囲が見た目に反して長いように見える。そのためこちらが柱から出ないように戦っているとどうしてもブライドの方は柱の外から攻撃してきて柱の中央まで入ってくることがほとんどない。
そこで少しずつ攻撃を与え、より外に、より外に押し出すようにして戦い、敵の攻撃範囲ぎりぎりまで押し出したらすぐにこちらは柱の影、その隅っこまで下がり盾でガードして構える。ここでガードして構えるのはもしまだ敵の射程内だった場合、反対にこちらが柱の外に押し出されてしまい、他のブライドを呼び寄せてしまうからだ。上手くブライドの攻撃範囲の外に出ていた場合、ブライドは私に攻撃を与えるためある程度近づいてくる。それが丁度柱の中央くらいの位置になるのだ。
こうなったら後は簡単、回りこむようにして柱と私でブライドを挟み込むことができる。これで様子を伺いながら二撃与えて隅まで下がり、様子を伺いながら二撃与えて隅まで下がりといった効率の悪い戦い方をしなくて済む。私のすることは柱と私に挟まれたブライドに何も考えずに攻撃を与え続けるだけだ。
また、この回り込むときに柱の影から出てしまいブライドを呼び出してしまうかもしれないがそうなっても気にせず挟み込んだブライドに集中攻撃を与える。 この攻略法が上手くいったようでミリオネアも討伐しブライドの残すところあと2体というところまで持ち込んだ。しかも残り時間は5分も残っている。1体1体倒していたら怪しい残り時間だが2体同時に相手すればお釣りがくる残り時間だ。当然私が選んだのは同時討伐だ。
そこでまさかの考えられないことが起こった。耐久度が減っていた私の頭装備ハードレザーガードが砕け散ったのだ! それまで可愛らしく10程度しか与えられなかったコインの魔物が急に本性を現したかのように30だったか60だったかもう思い出すのも困難なダメージを私の体と精神に浴びせてきた。こ、ここまで来てまさかそんな装備が壊れたというだけで、ああ、そんな。これは、これは夢にちが・・・・・・。

私は死んだ。
あまりのショックにこれ以外に記す言葉が思いつかないくらいだ。


・・・・・・しかしその5分後には私の闘志は先ほど以上に燃え上がってきていた。 全ての部位の装備の予備を用意した。
宿屋ではロイヤルスイートに泊まった。
マイゾークさんに骨付き肉大盛りを頼んだ。
クロークから癒しの香と最高級ポーションを取り出した。
後することは、ここを突破することだ。

コンディション絶好調の私の前に次々と沈んでいくブライド達。残すはミリオネアとブライド2体というところでまだ大分時間が残っている。配置的に次はミリオネア戦になりそうだった。ゆっくりと柱から顔を出しミリオネアだけ釣ろうとするがどういうわけか残りのブライドも全てくっついてきていた。・・・・・・もうどうにでもなってしまえ。
ディバインアーマーが切れる残り3秒くらいになったら急いでその場を離脱しクールタイムが過ぎるまで逃げ回り、再びディバインアーマーを唱える。この繰り返しでなんとかブライド2体が先に沈んだ。とてもぎりぎりの戦いだった。おそらくコンディションが絶好調でなければ、最高級ポーションを用意していなければ負けていただろう。
後はミリオネアだけだ。MPがほとんどなくなりかけていたが問題はない。ディバインアーマー発動中であればキャンプを張るのも邪魔されることもない。 キャンプ設置後は攻撃したりスキルを使うことは出来ないがGPが完全であればキャンプ中はガードでしのぐことが出来る。

そしてとうとう、ミリオネアを倒し、ようやく第二決戦場を突破することができた。
コンディションが絶好調のためか、達成までの時間は20分程だった。

しかし、本当に、ありえないくらいに難しかった。
ミリオネアを倒し、残るはブライド2体、残り時間も5〜6分残っているという余裕の状況で頭装備を破壊されそのまま脳天を打ち砕かれて死んだ時はあまりのショックに魂が一段跳びにロストするかと思ったくらいだ。
この一件で、私は全ての部位の予備を揃えておくことの重要さをしった。もしこれを読んでくれたあなたが、まだ全ての装備の予備を用意していないのであればすぐに防具店に向かうことを、私はお勧めする。

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