貯水区画の第四決戦場、突破

報告書番号:2012-01-12

人喰いスライムの恐怖

第四決戦場へ進むために必要なクラーケンコインをどうやって集めるかと悩む前にレベルが15に上がった。スキルはディバインアーマーLv7を修得。さて、それでクラーケンコインはどうやって集めようか?

結局あれだけ嫌だと言っていたミリオネアを二度も討伐し、『欲望の地』のクエスト報酬により必要数集まった。しかし不思議と(黄龍の神殿跡のエンシェントコマンダー戦もそうだったけれど)二戦目以降は簡単に達成でき、またポーション類も使わず、コンディション好調時の攻略も出来たので後々ミリオネア決戦場の攻略法も報告書にまとめようと思う(例によってこの報告書より先に届いているだろうけれど)。

クラーケンコイン2枚を支払い第四決戦場への扉が開かれる。ここでは何が待ち受けているのか、トラシーがそこまで強くなかったからここでまた強敵の登場だろうか? 正直、決戦場はかなり辛くなってきたので時間をかけずにすむ相手だといいなとやや弱気になっていた。

決戦場の初戦は様子見のため廊下を少しずつ進んでいく。すると広間の奥からポイズンミストのような霧状の魔物、スティッキングスモークが数体こちらへ向かってきた。 これがこの決戦場の相手か・・・・・・。あまり強くなさそうなのでちょっとだけ気持ちが楽になる。とはいってもぞろぞろと複数でこちらへ向かってきているので一度外に出て仕切り直す必要があるけ・・・・・・。

「え? な、なに、あれは・・・・・・?」

最初はまったく気付かなかったけれど、よく見ると広間の奥、スティッキングスモークの後ろから、ぬめーっとした気持ちの悪い物体が迫ってきていた。それが巨大なスライムだとわからなかったのはあまりの巨大さに背景と同化していたせいだ。

あやうく腰が抜けそうになるほどの巨大さ。ディバインアーマーを唱え、スティッキングスモークがどれくらい強いのか試そうとしたのだがそんな考えはすぐになくなった。私は急いで決戦場から逃げ出した。
無事に外に出ると気持ちを落ち着かせる。これは黄龍の神殿跡の決戦場以来だ。そしてあの時と同様、すでに私はこの決戦場をどう攻略すればいいかという強気の気持ちに切り替わっていた。ひとまず、柱の影まで走って誘い出し作戦が上手くいくか試してみよう。

棍棒を収め、決戦場に入ると急いで広間の柱まで走り向ける。・・・・・・どうやらこの柱隠れはここでも通用するらしい。柱から体を少しずつ出すことでスティッキングスモークを1体ずつ誘い出すこともできるようだった。一対一であればこのスティッキングスモークは大したことはなかった。おそらく同種のポイズンミストよりも弱いと思う。そしてどうやらスティッキングスモークは全部で4体いるらしく、3体目までは守備よく誘い込みで倒せたが4体目で巨大なスライムの魔物エックスレメントに気付かれてしまった。

どうしよう? 逃げるべきか、戦うべきか。
と思ったら私のいる柱の影までやってきたのは最後のスティッキングスモークだけでエックスレメントは柱の反対側から動かず、柱の反対側からこちらに攻撃を仕掛けてきた。けれど虚しいことにその攻撃は柱が邪魔して射程内ではないのか私まで届いていなかった。これは不幸中の幸いとスティッキングスモークを先に始末させてもらう。エックスレメントはひたすら届かない攻撃を続けている。しかしこちらが柱に近づきすぎるとエックスレメントの射程内に入ってしまうらしくダメージを受けた。そのダメージは一撃50〜60、泡のようなものを噴出すスキルを受けたときは一気に100以上のダメージを受けた。

想像以上のダメージに強気だったはずの心が低い方に流れていきそうになる。私は首を振って弱気を振り払うと棍棒の柄を強く握り締める。相手は巨大なだけのスライムだ。ちょっと攻撃力が強いかもしれないけれど。

柱の影にいては攻撃することが出来ないので意を決して柱の外に出る。するとエックスレメントの方も無駄な攻撃を止めて私の方へ向かってくる。まずはディバインアーマー中にどれだけダメージを与えられるか、また足を止めて戦うことが出来るか試す。

やはり通常攻撃で60近くのダメージを受けるのはきつい。おまけにこちらは追撃ダメージで60でるかどうかといったところだ。正に見た目どおりだが肉の壁を棍棒で打ちつけているようでまるで手応えを感じない。これで倒せるのだろうか・・・・・・。MPがなくなりかけてきたので今回は諦め、一度外まで逃げることにした。

再び外までやってくるとキャンプを張ってMPを万全とまではいかないが十分な状態にする。しばらく戦い方を練る必要があるかもしれない。私が受けるダメージは通常攻撃で50〜60ほど、泡攻撃で100以上だからハードヒットを受けたことを考えHPが300を切ったらヒールしないといけない。おそらくMPが万全の状態でも倒すまでに先にMPが尽きてしまうだろう。ミリオネア戦の時はミリオネア自体の攻撃力は低かったのでダメージを受けながらキャンプを張る余裕があったがあの攻撃力ではキャンプ中に押し潰されてしまいそうだ。

次も練習のつもりで戦おう。私はやや気楽な気持ちで挑むことにした。どうやらこの気楽さが功をせいしたのか練習のつもりで挑んだ三戦目で見事討伐することができた。

ディバインアーマーLv7というのはソロ戦においては非常に心強く、移動速度が遅く、単純動作で攻撃頻度も少ないエックスレメントのような敵は効果時間ぎりぎりまで戦ってすぐにその場から収刀して逃げればクールタイム中を簡単にしのぐことができる。また、分厚い肉壁のように感じた二戦目だったが、物攻42の背徳のメイス+4でもMP130程度を使い切る前に相手のHPを半分かそれ以上減らせたように感じた。これはヒールポーションを大量に用意していればキャンプ無しでもいけそうなくらいだ。

そして懸念していたキャンプ問題だったけれど、結果からいうと今回は完全に運が良かった。MPが尽きかけてきたので一度エックスレメントを広間の端まで誘導し、そこから急いで反対側の壁まで走りキャンプを張る。キャンプ時間を少しでも稼ぐ作戦だ。反対側の端まで逃げた私を追いかけてくるエックスレメント、徐々に粘液まみれの肉壁が広がってくる。いつでも来い、この時点で私には次々と名案が思いついていた。ある程度はガードで防げるだろうし、相手の動きはすごく遅い、つまりこれは一度キャンプから出て、また端まで誘導してやった後で急いでキャンプまで引き返すという方法ならば時間はかかるが安全にMPを回復できるだろう。更に、もっと良い案も思いつく。そうだ、二戦目のとき、この魔物は柱に引っかかって延々と届かない攻撃をしていたじゃないか。再現できるのかはわからないけれど再現できれば簡単にキャンプを張ることができる。

もう私はこの決戦場を突破できた気でいた。エックスレメント敗れたり。しかしせっかくの私の作戦の数々は披露することなく終わってしまった。何が起きたのかよくわからないけれどエックスレメントはキャンプ中の私に近付くと体をねじり上げての体当たり攻撃をしかけてきた。しかし何故かエックスレメントの攻撃は私まで届かない。引っかかるような物は見当たらないのだけれど・・・・・・。

私はちょっとだけ拍子抜けしたが何が起きているのかわからない以上盾の構えは解くわけにはいかない。そしてこの判断は正しかった。通常攻撃はこちらまで届かないが泡攻撃はしっかりと届くようだった。
一撃100以上のダメージはやはり大きい、キャンプでの回復が終わるのと、私の盾のGPが破られるのはほぼ同時だった。降って湧いた幸運のおかげではあるけれどMPも回復し、もう負ける要素は見当たらなかった。攻撃を与え続けるとやがて巨大スライムはその姿を留めることができずドロドロになって崩れ落ちていった。

アリア川貯水窟、探索の記録一覧へ戻る

報告書の先頭に戻る
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。