獄中にて…… 脱獄

報告書番号:2012-05-20

その2からの続き。

脱獄を決行することにした私と猫君。

この牢獄3番通りからトイレを使ってスラムへ脱獄した場合、同じようにスラムの3番通りに出るらしい。
スラム3番通りといえば危険地帯として冒険者の間で噂になっている場所だ。そのためスラムからすぐに表通りへ抜ける必要がある。
牢番の目を掻い潜り、スラムの犯罪者の目も掻い潜らなくてはならない。一般冒険者が犯罪者になってしまった場合は大変だ。

牢屋から脱獄し、更にスラムから抜け出たら冒険者ギルドで落ち合うことになった。あそこなら衛兵は手薄らしい。そして更にそこからより安全な冒険者も来ない魔法局か港まで逃げる手筈となった。

無事に三人で冒険者ギルドで再開できることを祈って。


幸いにもスラム3番通りに人の姿は見えず、表町、その冒険者ギルドまでやってくることができた。

ドルクさんは余所を向いて私には応えなかった。これは気付かない振りをしてくれていると好意的に解釈する。
しばらくするとノエルちゃんもやって来て次はここから港か魔法局まで衛兵の目を掻い潜って逃げなくてはならない。

オークション広場付近から衛兵が巡回していて、見つからないように進むのはとても難しそうだった。時折冒険者ギルドの方までやってくるので……。 ふぅ。犬の鳴き真似をしてなんとか事無きを得た。
気をつけて進まないと……。


………。 気がつけば獄の中。
エルノーラさんの懲罰を受けると再び独房を自由に回れるようになった。

やはり、脱獄を試みた私がいけなかったのだ。大人しく残りの時間を牢で過ごそう……。
そう思ったのも束の間、再び牢獄に私と猫君以外の気配がした。そんな、そんなまさか……。


続く

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