三頭のレッサーデーモン戦

報告書番号:2012-07-26

地下ドラグーン遺跡 贖罪の石版に刻まれた言葉

後悔と嘆き、そして報復によりて扉は開かれた。
心せよ、これより先は口伝にも上らぬ秘められし領域なり。

多対三

第3決戦場に入ると私の不安は的中した。ラグはやっぱり決戦場内まで及んでいて剣を振る速さ、盾を構えるまでの時間、走る速度ですら遅く、重くのしかかっている。そんな状態のなかで

2体のレッサーデーモンと戦う? いや、奥の部屋にもう1体いるのだ。この浅黒い肌をした悪魔が。

絶望? 絶望ですって、リッカ。
レッサーデーモンと3体同時に戦うという話は事前に聞かされていたことだったし。確かにラグは想定外で一瞬、呆然としてしまったけれど絶望までは、まだ早い!

私は両断されることと引き換えに、あるものを手に入れた。

手に入れたものは希望に繋がるものだった。3体のレッサーデーモンと戦わなくてはならないことから旧地下水路3階で戦ったレッサーデーモンに比べてほんの若干だけれど弱いような気がする。

あのラグの中、レッサーデーモンを2体同時に掻い潜ることなんて出来そうにない。どうやら物量戦、それしかないようだ。そして物量戦に必要になってくるもの、それは。

それはリッカの言うとおりスタン(気絶攻撃)とフレイムアロー対策だ。ひとまず町へ戻ろう。そこで具体的手段を練らないと。

決心と必要なもの

町へ戻った私は広場の仲間のおちびからレッサーデーモン対策を伝えられた。
気絶に対抗するために必要な装備の一つ、“気鋭の耳飾り”。これがあれば私の気絶耐性は62まで上がる。そしてレッサーデーモンの気絶攻撃は耐性値61以上で効果時間1秒、81以上で無効化できるらしいのだ。詳しくはあんこさんをはじめとするぼっちーずの気絶耐性関連の報告書をみるとわかりやすい。

今おもうと私は強敵と相対したときに、その場で出来る手を考えてこれまで突破してきたけれど、今回みたいに強敵を倒すために特別なアイテムを探すというのは初めてだ。なんだか英雄物語のよう。魔王を倒すために伝説の剣を探す騎士のような。もっとも私が欲しいのは伝説の剣ではなく耳飾りなのだけれども。


それにしても旧地下水路の探索を始めてから四つも月が経っていたことには驚いてしまう。こんなに長い時間をかけてもまだ終わらないなんて……。少し前から考えていたことなのだけれど、私はこの冒険を最後にしようと思っている。私の経験値がレベル26になるときまでに、魂をロストすることなく無事に過ごせたら。そこで冒険者家業は終わりにしよう。その後は僧侶に転職して、クォパティ寺院でなにか、人々の手助けになることをしたりするのもいいかもしれない。

できればレベル26になるときまでに、ゼームテール様から頼まれた騎士団の無念を晴らしたいものだ。そのためにもまずは気鋭の耳飾りだ。それを求めて、私はドゥム・スピーロウ・スペイロウへと歩を進めた。

381年7月2日

残りの忘却の遺産91個
残りのコンディション回復アイテム:癒しのお香20個、ハートチョコ1個
残りの特殊回復アイテム:レッドポーション4個、最高級レッドポーション17個、高級修理道具10個

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